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津波の霊たち 3.11死と生の物語

4月26日に大川小学校訴訟2審判決があり遺族側が勝訴しました。私はタイトルの書籍を読んで以来ずっとこの日が気になっていました。
是非多くの皆様に読んで頂きたい書籍です。過去数冊被災地の心霊現象の書籍を読みました。今回もタイトル的に似た内容なのだろうと、とりあえず購入しました。しかしこの書籍は大川小学校の遺族等に何年も取材を重ねた凄まじいドキュメンタリーでした。多くの登場人物が実名で登場し、複層的に物語が綴られます。
どうして遺族が裁判に踏み切ったのか、背景は何だったのかがある程度理解できました。遺族として裁判の最終的な目的は何なのか?それは途中から予想はできましたが、物語の後半に明確に書いてありました。しかし、おそらくその目的はいまだに叶えてはいないはずです。勝訴しながらも肝心の真実に届かない遺族の心情を思わずにはいられなくなります。
あまりにも膨大な情報量に私の処理が追いつかず、読み終えるまでかなり時間がかかりました。外国人のジャーナリストがここまで踏み込めたことに驚愕します。そして外国人の視点ならではの文章に引き込まれました。震災関連の書籍では最も印象に残ったことも確かです。タイトルの津波の霊とは何なのか?それは終盤に一気に明らかになります。読みながら魂が削られる感覚に陥るほどの大作でした。
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by hayashi-tax | 2018-04-29 11:15 | Comments(0)